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ロシアで大規模な森林火災が発生
中国で大雨洪水、南米では過去に降雪がなかった地域で雪が降るなど、今年の夏は例年にない自然現象が世界各地で発生している。 ロシアでも観測史上最高気温を迎え、モスクワ市では連日40℃に迫る猛暑にさらされているという。更に乾燥した地域に熱波が直撃し山火事が発生、ロシア各地でこういった現象が発生している。現在は沈静化する傾向が見られるものの、まだ軍や消防による消火活動が続いているらしい。
現在までに発生している山火事の件数は、推定で700件。17万4000ヘクタールを焼きつくした。すでに消防隊員は15万人以上動員されているにも関わらず、鎮火にはなお時間がかかる。この山火事で膨大な量の煙が発生し、モスクワから100km離れた都市では防煙マスクなしでは生活できない。煙は住居や地下鉄の中まで流れ込み、街を捨てて非難する人までいるという。さらには煙が空を覆いつくし、農作物も壊滅的な状況にある。 現在もっとも被害が懸念されているのは、ロシアの各地に設けられた原子力発電施設への影響だ。原子力施設を持つウラル地方のオゼルスクでは、すでに非常事態宣言が発令されていると現地メディアは報じている。 ROKET NEWS 24 : 国が壊滅する! ロシア全土を焼きつくす勢いの山火事 より
13日の中部ロシアとモスクワの様子
多数のボランティアが危険を顧みず懸命に消火活動にあたっている。
↓山火事が発生した場所をマークした地図
http://englishrussia.com/index.php/2010/08/02/wildfires-in-russia/
ご覧の通り、首都モスクワの目前まで火の手が上がっており、ロシアだけでなくヨーロッパにまで及んでいる。非常に広範囲に山火事が起きていることがわかる。
この山火事を引き起こしている異常な熱波は偏西風が北に大きく蛇行したことが原因で発生しているらしい。
偏西風が北側に蛇行すると、暖かい高気圧に覆われ気温が上がりやすい。欧州からロシア、東シベリアでは寒帯地域の上空を流れる偏西風(寒帯前線ジェット気流)が北に蛇行、中国北部周辺では亜熱帯地域の上空を流れる偏西風(亜熱帯ジェット気流)が北に蛇行した。日本の梅雨明け直後の猛暑も中国北部周辺と同様、亜熱帯ジェット気流の蛇行が原因としている。 毎日jp : 気象庁:北半球中緯度の高温原因、二つの偏西風蛇行--分析結果を発表 より更にロシアの森林は発火し易い針葉樹が多いことでここまで火災が広がったのではないかと言われている。
地球の約4分の1の領地を占めるロシアの森林は、95%はボレアル期(8000-10000年前の冷温・乾燥期)に当たる寒帯性の森林で、火災の危険のある針葉樹で、火薬のようにぱっと燃え上がる性質がある。しかも、燃えやすい燃焼地帯から発生するエアゾール(噴霧剤)は火山の噴出に匹敵する。このような地帯はロシアに広大に存在する。 ノーボスチ・ロシア通信 : ロシアの森林火災 より
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2010/08/16 (Mon.) Trackback() Comment(0) ニュース
